学校で男の子同士のトラブルがありました。
くすぐられ、くすぐる立場のそれぞれの男の子がいました。
やめてとも嫌だとも言われなかったし、くすぐられる方の子はくすぐられると宇宙語を話すというようなことをしていたそうです。
遊んでいる認識だったそうです。
が、ある日、担任の先生の所にくすぐられている男の子のお母さんからメールが届きました。
息子がくすぐられて嫌がっている。。。と。
担任の先生はすぐさまくすぐっていた男の子を呼び出しました。
そして、こういうことをしたのか?ダメだろう。というように叱ったそうです。
子供からしたら、先生とは無条件に緊張し圧力を感じる存在。
状況は説明できなかったそうです。
先生にこそ、子供との信頼関係を築いて頂き、本人同士の話を聞くと同時に周りへのヒアリングも実施するなどの手間をかけて頂きたい。
そういうことのできている学校は問題が深刻化せず、学校が健康体であるように思える。
親が出てきたから、そちらを鵜呑みにするのでは、子供からの信頼がガタ落ちでしょうし、どうせ先生に話しても信じてもらえない、という具合になってしまい、真相がうやむやなまま言ったもの勝ちという結果になってしまうような気がします。
時間をかけて聞く
色々な効果的なリスニング・テクニックを駆使したとしても、聞くことに、親に十分な時間を取ってもらえないと、子供は「話を聞いてもらえた」とは感じにくいようです。
大人と違い、子供は初めから理論立てて話すことは難しい。
考えながら、時に脱線しながら、「話す」ということで、「思考」を整理していくのです。
話している間に、新しい興味が湧いたり、気持ちを思い出したりと色々な現象が起こっているのです。
また、子供が途中で会話の内容を変えたり、沈黙が続いたりしても、待ってあげて下さい。
子供は自分でも気づかない気持ちに向き合っているのかもしれません。
答えは出ていても、気恥ずかしさから話題をそらしたりすることもあるのです。
大人向けのコーチングも長い時間をかけて行うもの。
短時間で結果が得られないのはある意味当たり前なのです。
一度で無理なら何度も時間をかけてお子さんの感情を少しずつ明らかにしていきましょう。